宣言決議

木材は、国民の快適な住生活及び低炭素社会の実現に大きく貢献するものであり、一層の利用促進を進めていくことが重要である。

木材業界は、地域経済の振興及び木材の利用促進に重要な役割を担っているが、その事業環境は住宅着工数・木材需要量の大幅減少等により、かつてない厳しい状況にある。木材産業の現状を克服し、明日の展望を切り拓いていくためには、木材利用の促進・創出、消費者・需要者への安全・安心の木材供給体制の構築などにこれまで以上の努力を払うことが必要である。

このため、次の事項について多様な連携の下に英知を結集して行動し、木材産業の創造的再興をはかろう。

  • 1.住生活空間への木材利用の大幅拡大、国産材利用拡大、木質バイオマスの活用・普及に全力を挙げて取組もう
  • 1.木材産業の事業活性化のため、総合的な経済対策、中小企業対策などの充実・実現に取組もう
  • 1.公共建築物等への木材利用促進の法制度に基づく、木材利用促進の徹底に取組もう
  • 1.安全・安心のJAS製品、合法木材・木製品の普及定着、供給体制の整備に取組もう
  • 1.炭素を固定し再生可能な「木材」の利用推進が図られる税制度、エコポイント制度の拡充、地球温暖化対策税制度などの導入に取組もう

以上、宣言決議する。

平成22年10月14日

第45回全国木材産業振興大会

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