TOP » 木を学ぶ » 木材Q&A » 木材関連Q&A » 2-3 住宅の耐久性と健康住宅について » 2-3.2  木造住宅では白アリによる被害があると聞きますが、白アリの被害はどういったものなのでしょうか。
2-3.2  木造住宅では白アリによる被害があると聞きますが、白アリの被害はどういったものなのでしょうか。

2-3.2  木造住宅では白アリによる被害があると聞きますが、白アリの被害はどういったものなのでしょうか。

A1
  木造住宅を構成している木材を食いつぶす恐ろしい存在にシロアリがいます。
  一般のアリとは縁が遠く、むしろゴキブリと近縁で、我が国には12種類います
 が、特に住宅に大きな被害をもたらすものは、「ヤマトシロアリ」と「イエシロア
 リ」です。
  シロアリは、女王と王を中心として職蟻・兵蟻などが構成員で、統制のとれた生
 活を営み木材に食物のほとんどを依存し、木材の主成分であるセルロースを食べ、
 シロアリ体内に共存している原生動物の助けをかりて消化します。
  シロアリの生活しやすい条件は、28~35℃が最適温度で、乾燥に弱く、常に湿っ
 た木材の中に住み、土台などの大切な部分を食い荒らす住宅の強敵です。

 2
  木造住宅では、床下の土からコンクリート基礎や床組の表面に土で固めた蟻道
 (白蟻の通路に相当するトンネルのようなものです)をつくって這い上がって、木
 部に侵入して、内部を食害します。外構部材の場合は、土を通って直接または蟻道
 をつくって木材の内部に侵入して、食害します。

   
ページトップ