平成26年 8月 15日

(一社)全国木材組合連合会

 

住宅の省エネルギー化の推進について

国土交通省では、新築住宅の省エネ基準適合率を2020年(平成32年)までに100%にするという目標を設定しています。

この目標を達成するため、住宅の省エネルギー化を推進するための体制を強化する事業として、木造住宅・木造建築物の性能及び生産性向上等のため「住宅省エネ化推進体制強化事業」が推進されています。

住宅関係団体等で構成する全国木造住宅生産体制強化推進協議会(全国協議会)と各都道府県の木造住宅生産体制強化推進協議会(地域協議会)が連携して、住宅の省エネルギー化に向けて「住宅省エネルギー技術講習会」が全国各地で開催されています。

この講習会の対象者は、木造住宅生産を担う大工技能者や断熱施工技術者、設計者のほか、木材関連事業者なども参加可能です。

一方、国土交通省が5月に公表した「中小工務店・大工業界の取り組み状況に関する調査結果について」では、2020年までに新築住宅に省エネルギー基準への適合が義務化されることについて約60%の事業者が知っていると回答しており、理解が進んでいるものの40%が理解が不十分な面があります。

つきましては、貴会傘下の組合員に講習会への参加をお薦めいただきますようお願いいたします。

〔参考〕
〇住宅省エネルギー技術講習会
http://www.shoene.org/

〇国土交通省 改正省エネルギー法関連情報(住宅・建築物関係)
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk4_000005.html

〇住宅・建築物の省エネルギー基準及び低炭素建築物の認定基準に関する技術情報
省エネルギー基準(平成25年1月公布)及び低炭素建築物の認定基準(平成24年12月公布)の告示に沿った計算方法(プログラム等)
独立行政法人建築研究所(協力:国土交通省国土技術政策総合研究所)
http://www.kenken.go.jp/becc/index.html

〇住宅の省エネルギー基準(早分かりガイド) 一般社団法人 日本サステナブル建築協会
http://www.jsbc.or.jp/materials/guide.pdf

 

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