平成23年11月22日
			(社)全国木材組合連合会
			会 長   並 木 瑛 夫
		 
		調理加熱用の薪及び木炭の放射性セシウム測定のための検査方法について
		「調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値の設定について」は11月2日に林野庁経営課長、木材産業課長の連名で通知が行われましたが、これに関連して、11月18日付けで、別紙のとおり、「調理加熱用の薪及び木炭の放射性セシウム測定のための検査方法について」通知がありましたので、お知らせいたします。
		その概要は、
		
			- 1.検査対象
 
			- 
				
					- (ア)福島第一原子力発電所事故以降、次の状態にあったものを対象。
 
					- 
						
							- 17都県※において採取・保管された原料から生産された薪及び木炭
 
							- 17都県において採取された薪及び木炭
 
						
						※食品中の放射性物質に関する「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」(平成23年8月4日原子力災害対策本部決定)に定められた総理指示対象自治体及びその隣接自治体
						(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県及び静岡県)
					 
					- (イ)次に掲げるものは検査の対象外。
 
					- 
						
							- 平成23年3月11日以前に生産され、シートをかける等風雨にあてない状態で保管されていたもの
 
							- 原料の全てが次のいずれかに該当するものであって、シートをかける等風雨にあてない状態で保管され、かつ当該原料により生産された製品についてもシートをかける等風雨にあてない状態で保管されていたもの
							
								- 平成23年3月11日以前に採取されたもの
 
								- 17都県以外の地域において採取されたもの
 
							
							 
						
					 
					- (ウ)測定する放射性セシウムの核種セシウム134及びセシウム137の合計値を測定
 
				
			 
			- 2.検査実施主体
 
			- 
				
					- (ア)検査対象となる薪及び木炭を生産する生産者
 
					- (イ)検査対象となる薪及び木炭を流通させる流通関係者
 
				
			 
			- 3.検査方法
 
			- 
				
					- (ア)分析法
 
					- 
						
							- 薪
ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリー 
							- 木炭
ゲルマニウム半導体検出器又はシンチレーション検出器(NaI(Tl)シンチレーション検出器等)を用いたガンマ線スペクトロメトリー 
						
					 
					- (イ)検査対象ロット及び検体の調製
 
					- 
						
							- 薪
							
								- 検査対象となる薪を同一の産地・保管先からランダムに10箇所選出
 
								- 各々からおが粉を同量ずつ製造し、混合して検体を調製
 
							
							 
							- 木炭
							
								- 検査対象となる木炭を同一の産地・保管先からランダムに10箇所選出
 
								- 各々から粉炭を同量ずつ製造し、混合して検体を調製
 
							
							 
						
					 
					- (ウ)検体の乾燥
 
					- 分析機関において、105℃で約1日乾燥
					
 
				
			 
		
		〔情報掲載林野庁ホームページ〕
		 http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/111118.html
		