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年 頭 の ご 挨 拶


全国木材協同組合連合会
会長 坂東正一郎

 

 新年おめでとうございます。輝かしい新年の年頭に当たり一言ごあいさつ申し上げます。皆様方には本会の業務運営にご支援とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
 昨年は、我々木材業界におきましても、長期にわたった消費税引き上げ後の需要の落ち込みから,住宅着工が前年同月比7ヶ月連続増加となるなど,多少明るい話題もありましたが、将来的には少子化に伴う住宅需要の減少に対応して,住宅以外の需要をどのように開拓していくかが大きな課題となっています。
 一方で、消費者の方々や建築、設計関係者など我々と消費者をつなぐ方々の木材利用への関心の高まりと共に,品質の確かな木材製品の安定供給など我々木材業界への要求も今まで以上に強くなってくるのは間違いありません。木材利用の拡大を進めていく大きなチャンスを逃さないためにも,木材業界として今まで以上の努力を行っていくことが必要と考えます。
 昨年10月に三重で開催した全国木材産業振興大会では、森林・林業・木材産業関係者が一体となった木材利用拡大運動への取り組み、JAS製品等品質・性能の確かな木材の供給、東京オリンピック・パラリンピック関連施設での木材利用の促進などについて大会宣言決議とともに、新たな4団体による「日本の森林・山村の再生に向けた共同宣言」の報告がなされました。
 木材利用に対する追い風が強くなってくる中、当会でも、関係者が一体となった木材利用拡大運動等に取組むと共に、地域材利用促進のための利子助成やリースに対する支援、共同事業・共済事業を推進してまいります。本年におきましても、これらを通じ供給体制の整備などに取り組んでいくこととしておりますので、引続きのご支援・ご協力をお願い申し上げる次第であります。
 最後になりますが、本年が木材産業界並びに皆様方にとって、明るい一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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