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年 頭 の ご 挨 拶


全国木材協同組合連合会
会長 坂東正一郎

 

 新年おめでとうございます。輝かしい新年の年頭に当たり一言ごあいさつ申し上げます。皆様方には本会の業務運営にご支援とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
 昨年の住宅着工は貸家を主体に堅調に推移しましたが、趨勢的には、既存の住宅需要は減少していくことが避けられないと見通されており、住宅以外の需要をどのように開拓していくかが大きな課題となっております。
 公共建築物等の木造化等も進んできておりますが、こうした流れを更にしっかりとしたものにしていくには、設計や建築に取り組む関係者の方々とのパイプを太くし、デザインや建築物の設計をしようとしている方々が、木材に何を求め、どのような情報を欲しているのかをきちんと把握した上で、分析し、対策を吟味し、具体的な行動に移していくことが重要と考えます。
 昨年11月に富山県で開催した全国木材産業振興大会では、「木材の復権 -ウッドファースト社会の実現に向けて-」のスローガンの下、森林・林業・木材産業関係者が一体となって法律、制度の見直しを含めた木材利用拡大運動への取組み、東京オリンピック・パラリンピック関連施設での木材利用の拡大街づくりの、あらゆる分野に木材利用を創出するための技術開発・普及等の取組みなどについて、大会宣言決議をしたところです。
 今後、決議に基づき木材利用の推進を図っていくためには、需要者の信頼を得られる低コストで品質と性能の確かな木材を安定的にしっかり供給できる体制の整備を行っていくことが重要な課題となっています。
 当会では、こうした課題に応えるため、木材利用促進のための利子助成やリースに対する支援、共同事業・共済事業を推進しております。本年におきましても、これらを通じ供給体制の整備などに取り組んでいくこととしておりますので、引続きのご支援・ご協力をお願い申し上げる次第であります。
 最後になりますが、本年が木材産業界並びに皆様方にとって、明るい一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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