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2007.07.09木材業景況調査結果第274回(平成19年6月分)

   

2007年7月9日

木材業景況調査結果
第274回(平成19年6月分)

迅速!簡潔!明快!全国モニターで調査する唯一の全国版景況調査この調査は日本木青連のご協力を得て、行っています

全国木材協同組合連合会

6月は、流通・製造部門とも、販売量は前月と変わらず、仕入量は減少した。全国一様ではないが、荷動きに停滞感が見られるところである。販売価格については、流通・製造部門とも前月と変わらず、仕入価格は流通部門では上昇であったが、製造部門では前月と変わらなかった。
 7月は、流通・製造部門とも、販売量は増加の見通しであるが、仕入量については、流通部門では減少、製造部門では変わらずの見通しである。価格については、流通・製造部門とも、販売価格、仕入価格とも変わらずの見通しである。先行きの仕入価格の見通しについては、これまでに比べ「上昇」の回答が減ってきている。
 3ヵ月後の相場予想は、流通・製造部門とも、南洋材、北洋材は依然と強含み予想、国産材はこれまでの強含み予想から保ち合いに転じた。米材については、流通部門では強含み予想、製造部門では保ち合い予想である。建材はこれまでの強含み予想から保ち合い予想となった。
 流通部門における「乾燥材取引の頻度」については、ほぼこれまで同様、乾燥材の取引は定着しているといえる。
 プレカット工場の操業状況については、月毎に回復の傾向は見えるが、その進展はゆっくりである。

平成19年6月分集計表

(    )内は実数                  

〔流通部門〕モニター数125 回答数93 回収率74%    

当月の状況

販売量増加21%(20)変わらず51%(47)減少28%(26)
仕入量増加17%(16)変わらず43%(40)減少40%(37)
販売価格上昇15%(14)変わらず76%(70)下降 9%( 8)
仕入価格上昇24%(22)変わらず67%(62)下降 9%( 8)

来月の見通し

販売量増加28%(26)変わらず54%(50)減少18%(17)
仕入量増加16%(15)変わらず58%(54)減少26%(24)
販売価格上昇12%(11)変わらず77%(71)下降11%(10)
仕入価格上昇22%(20)変わらず63%(58)下降15%(14)
3ヵ月後相場予想強含み保ち合い弱含み
米 材29%(23)52%(42)19%(15)
南洋材32%(23)53%(39)15%(11)
北洋材47%(36)35%(27)18%(14)
国産材20%(17)68%(57)12%(10)
建 材15%(11)64%(47)21%(15)
乾燥材取引
の頻度
増加変わらず減少
26%(22)74%(63)0%( 0)

〔製造部門〕モニター数150 回答数102 回収率68%    

当月の状況

販売量増加32%(32)変わらず38%(39)減少30%(30)
仕入量増加24%(24)変わらず39%(40)減少37%(37)
販売価格上昇12%(12)変わらず71%(72)下降17%(17)
仕入価格上昇24%(24)変わらず59%(60)下降17%(17)

来月の見通し

販売量増加28%(28)変わらず57%(57)減少15%(15)
仕入量増加19%(19)変わらず55%(56)減少26%(26)
販売価格上昇10%(10)変わらず77%(78)下降13%(13)
仕入価格上昇20%(20)変わらず68%(68)下降12%(12)
3ヵ月後相場予想強含み保ち合い弱含み
米 材20%(10)68%(33)12%( 6)
南洋材35%(13)54%(20)11%( 4)
北洋材55%(25)27%(12)18%( 8)
国産材27%(22)52%(43)21%(17)

プレカットの動向

受注後、加工までの
待ち時間
1ヶ月以内1ヶ月1ヶ月以上
79%(15)21%( 4)0%( 0)

 

 

 

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