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「平成16年度林産関係予算の確保について」
農林水産大臣、財務省主計局長等に強力に要望


   

 

平成16年度政府関係予算は、補助金の削減等が大変厳しいものになると予想される中で、木材産業が進めている構造改革や木材・木質バイオマスの利用推進に支障をきたすことが懸念される。

このため、さる平成15年11月24〜25の両日、木材利用推進中央協議会、全国木材組合連合会、全木政連の3団体は連名で「平成16年度木材・木材産業関係予算の確保について」を農林水産大臣はじめ歴代農林水産大臣経験国会議員、官房長官、自民党三役、農林部会、総合農政調査会、林政調査会、農林水産省、林野庁、財務省主計局、計80余名に別紙のとおり要望書を提出した。

 

 

平成15年11月24日

要  望  書

平成16年度木材・木材産業関係予算の確保について

 

木材利用推進中央協議会
(社)全国木材組合連合会
会 長 久 我 一 郎

 

我が国の木材産業を巡る最近の情勢は、景気低迷による住宅着工戸数の落ち込み等による木材需要の減少や木材価格の下落等により、極めて厳しい状況が続いています。

このような中、「森林・林業基本法」、「森林・林業基本計画」のもとに、森林の有する多面的機能の発揮並びに林産物の供給及び利用に関する目標に向かって様々な取り組みが進められているところであります。

しかしながら、平成16年度予算は、補助金の削減等大変厳しいものとなることが予想される中で、私どもが進めている木材産業の構造改革や木材・木質バイオマスの利用推進が困難になることが懸念される状況となっております。

つきましては、次の事情をご賢察いただき、来年度の木材・木材産業関係予算の確保につきまして格段のご配慮、ご尽力をお願い申し上げます。

  • 木材産業の活性化と構造改善
  • 木材産業は、再生産可能な資源である木材の生産や利用を担う重要な産業として基本法上明確にされているところであり、その活性化が急がれています。

  • 木材の安定供給体制の整備
    このためには素材生産、加工、流通の低コスト化、製品の品質向上、ロットの拡大等を進め、需要者のニーズに対応した木材を低コストで安定的に供給することが出来る体制の整備が不可欠であります。
  • 木材及び木質バイオマスの利活用

「地球温暖化防止森林吸収源10カ年対策」及び「バイオマスニッポン総合戦略」を着実に実行し、地球温暖化防止対策を確実なものとするためにも、木材及び木質バイオマスの利活用の推進のための各種施策を充実していただくことが不可欠であります。

 

 

 

 

 

 

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