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             平成14年8月 1日 
            環境省、林野庁、関係国会議員 宛て 
             
              社団法人全国木材組合連合会 
              会 長  久 我 一 郎 
            要  望  書 
              小型焼却施設のダイオキシン類測定について 
             時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。また、日頃から本会の業務運営に対しましては何かとご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 
              さて、現下の厳しい経営状況の中で、木材業界は環境保全に関しては前向きに対応するよう自らの意識改革を行い、環境問題の解決に真剣に取り組む決意であります。しかるに、昨今の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の施行規則改定、「ダイオキシン類対策特別措置法」の制定等により、環境保全のための規制が強化されたことに伴い、焼却炉の新設・改造、ダイオキシン類の測定等の経費が生産コストに直接影響し、中小零細な木材産業にとって深刻な問題となっております。 
               つきましては、当会において実施した木屑等の廃棄物の焼却時におけるダイオキシン類の測定では、その発生は極めて少ないこと、一般に木材はダイオキシン類の生成源を含まないこと等を踏まえ、ダイオキシン類の測定に関し、下記のとおり措置されることを要望いたします。 
               
              記 
            1.小型焼却施設(火床面積2u未満又は焼却能力200s未満/時)におけるダイオキシン類の低コストで簡易な測定法を早期に導入すること 
            2.小型焼却施設(同上)に対するダイオキシン類の測定期間を延長し、年1回から数年に1回とすること 
            3.小型焼却施設(同上)に対するダイオキシン類の測定項目数(排ガス、焼却灰、ばいじん)を減ずること 
              
              
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