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年 頭 の ご 挨 拶


全国木材協同組合連合会
会長 坂東正一郎

 

 新年おめでとうございます。輝かしい新年の年頭に当たり一言ごあいさつ申し上げます。皆様方には本会の業務運営にご支援とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
 昨年は、我々木材業界におきましても、4月の消費税引き上げに向けた駆け込み需要に始まり、その後の住宅需要の落ち込みなど様々な出来事がありました。しかしながら、この一年、消費者の方々の木材利用への関心は間違いなく高まっており、また、建築、設計など我々と消費者をつなぐ方々にも木材利用への関心が今まで以上に強くなってきていると感じています。こうした皆さんの関心の高まりは、木材利用拡大を進めていく大きなチャンスを生み出していると思います。
 昨年10月に東京で開催した全国木材産業振興大会では「新たな木材利用への挑戦で、木材産業の創造的再興―木材利用で街に第二の森林を」のスローガンの下に、森林・林業・木材産業関係者が一体となった木材利用拡大運動への取り組み、JAS製品等品質・性能の確かな木材の供給、東京オリンピック・パラリンピック関連施設での木材利用の促進などについて大会宣言決議をしたところです。
今後、決議に基づき木材利用の推進を図っていくためには、需要者の信頼を得られる低コストで品質と性能の確かな木材を安定的にしっかり供給できる体制の整備を行っていくことが、重要な課題となっています。
 当会では、こうした課題に応えるため、地域材利用促進のための利子助成やリースに対する支援、共同事業・共済事業を推進しております。本年におきましても、これらを通じ供給体制の整備などに取り組んでいくこととしておりますので、引続きのご支援・ご協力をお願い申し上げる次第であります。
 最後になりますが、本年が木材産業界並びに皆様方にとって、明るい一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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