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4-4 PSLとはどのようなものですか。
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PSLはパラレル・ストランド・ランバー(Parallel Strand Lumber)の略で、
LVLと同様に柱や梁・桁などの住宅の構造用として用いられます。
PSLの製造方法は、厚さ2~4mmの単板(ベニヤ)を繊維方向に幅12~16mm、
長さ60~250cmの細長い木片(ストランド)に切削し、割れ、節などの欠点を除去
し、フェノール樹脂接着剤で加圧しながら連続積層接着し、これを所定の寸法に裁
断していきます。
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PSLの特徴は、製造段階で欠点が除去され、目立てや縦継ぎ部が少ないので強度
バラツキが小さく、構造信頼性が非常に高くなっています。また、接着剤にはフェ
ノール樹脂接着剤が用いられており、耐水性、耐久性も高く、水分変化に対しても
狂いが生じにくいという性質を持っています。
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PSLの用途は、大きさや形状の自由度が高いことから、大断面構造用集成材と
同様に長大な構造部材としての用途が多くなっていますが、住宅の柱や梁などの一
般的な用途にも適しています。また、変わった用途として、PSLの接着剤の色(
黒褐色)と木片の色による特異な模様を生かして家具材、工芸材としても利用され
ています。
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PSLの生産については、トラスジョイント・マックミラン社の商品名「パララ
ム」のみが生産されており、日本では生産されておりませんので輸入品です。